季節と暮らす

昨年から趣味で取材させてもらっている、建築家の中西道也さんの友人、宮本さんのお部屋におじゃましてきました。

 

昨年伺った時は、隣の隣の部屋から今のお部屋への引っ越し中、中西さんが新しい湯船を入れようというところでした。

 

都内の住宅街、石塀の小さく固い引き戸をくぐると、長野の祖父母の家の香りや、屋久島のガジュマルの森のような風が吹き、”時間を戻したような”という一言ではあらわせない本当にふしぎの時間が流れて、部屋の中にも代々の住人の暮らしや、宮本さんの大切なものが時間のレイヤーのようにかさなりあっています。

 

自然のとなりで暮らす宮本さんの部屋は、おしゃれで素敵なだけではありません。庭に出れば山椒にさされ、部屋の中でも5月とは思えないほどの勢力で蚊にさされます。夏、涼しいという部屋は、冬ストーブを炊いても効かないほど冷えるそうです。

 

23区の真ん中で季節と暮らす宮本さんの自宅。

一度じゃなく、秋も冬も来年ものぞいてみたい不思議な空間でした。